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文フリ批評島、毎回「ゼロ年代的な批評誌」が一定数のシェアを持っていて、「テン年代的なもの」に打ちのめされつつ、そこで得たものが自分自身の価値観の根となっている者としては「テン年代の不在」にやや物足りなさを感じていたのだけど、瀬下さんたちの「オートセーブ」や「移住と実存」がレトリカの解散や若者による地方創生の現実に触れ、テン年代を積極的に総括しようとしているように見えた。

麻布競馬場氏が「意識高い系」を積極的に総括しようとしているのも、僕自身が氏の露悪を苦々しく感じつつもウォッチし続けてしまう大きな理由である。あのムーブメントは何だったのか。
他方、今回購読した中で書き手の世代がやや下るように見える「リミナル」(執筆者のひとりふじちゃさんとDiscordで繋がってるご縁もあり)には、「テン年代的なもの」との隔絶を感じた。
マッチングアプリ、陰謀論、歴史修正主義…、主題化されるテーマの根はテン年代に準備されつつ、テン年代を活動の舞台とした人々の主題としては前傾化してこない。それは何故か。
私がいまも公私にこだわっているもの、それはテン年代に置き去りにされてしまったものではないか。

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