約40年前、大学の大きな合宿所で創立者と学生代表二百人ほどの会食会があった。その席上、創立者が当時の大学理事長を叱り飛ばしたことを覚えている。
「アメリカ創価大学の開学が遅れるなどあり得ない。学生たちが期待しているのに理事会として努力しますでは済まされない。死力を尽くすと言い直せ」
「大学の主役はいついかなる時も学生たちだ。教職員は学生が心置きなく学ぶためにいる。その覚悟がないなら必要はない」
当時から宗教法人としての創価学会は創価大学を警戒していた。何かあれば介入しようと企んでもいた。それを創立者は一人で阻んでいた。それが事実。