福島の山村に住んでみていちばん違和感を感じるのは、"お国の決めたことにはとにかく従うしかない"みたいな思考が根深いこと。国が決めた除染基準や補償金の制度自体に問題があるのに、地域によってその扱われ方に格差がある場合に国を批判するのでなく見た目に優遇されているようにみえる地域の人たちについて文句を言い始めるところ。非常に日本ムラ社会的ではあるがそれだけにそういう態度に直接触れるとなんとも言えない嫌悪感が湧き上がって来るのを止められない。その理由を考察してみると、思考が論理的でなかったり根拠に乏しかったり甚だ一時的な感情でものを言ったりする姿勢が鮮明になってきて、なるほどこういう思考性では権力者たちがコントロールするのは極めて簡単だろうと腑に落ちてしまう。こういうものを描写する場合に民度という言葉を使うとやたらと批判される傾向があるが、自分的には教育の欠落を含めた意味での水準の低さをひと言で言い表せなくて最適な単語があてられずにストレスが溜まる一方というのが正直なところ。

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「放射能は笑っている人のところには来ない」とあの山下俊一は言ったがそれすらもまともに信じてしまった人たちが確実に一定数いるのだと今実感している。これはやはり国策としての教育の失敗と、その失敗を糊塗するための教育の歪曲が家庭や学校や職場や地域で現在も進行中であるということなのだ。

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