「館勝生 2008」展|2024.1.24〜2.18|Yoshimi Arts
DMが届きました。1990年代〜ゼロ年代に関西を中心に活動し、将来を嘱望されるも急逝してしまった館勝生(1964〜2009)ですが、Yoshimi Artsでは以前から定期的に──館が泉茂(1922〜95)の大阪芸大教授時代の教え子だったこともあってか──その画業を振り返る展覧会を開催しています。今回は(亡くなる前年の)2008年に描かれた作品が出展されるようで。この時期の館の絵画は、絵具の物質性を前面に押し出す要素とストロークによるアクションペインティングの要素とが奇妙に融合した、今見ても豊かな謎に満ちたものとなっており、それを2008年という時点に限って再考察することで見えてくるものは多そうです。
凝縮された作品制作
-館勝生のライブペインティング(三井知行) http://www.peeler.jp/review/0811hyogo/index.html
その2008年に甲南大学で行なわれたライブペインティングのレポート記事。この3ヶ月ほど後の2009年1月に館が逝去したため、彼の晩年の制作スタイルを知る上で非常に貴重なテクストとなっています