国立工芸館で振り返る「東京国際版画ビエンナーレ展」。版画とグラフィックデザインの断層(ズレ)とは? https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/28222
「印刷/版画/グラフィックデザインの断層 1957-1979」展|開催中〜2024.3.3|国立工芸館(金沢市)
印刷による技芸という共通点がありつつも違うジャンルということになっている版画とグラフィックデザインをめぐって、かつて開催されていた東京国際版画ビエンナーレの出展作を中心に振り返るという展覧会だそうで。関西だと井田照一(1941〜2006)が70年代以降いわゆる「版画」の枠を大きく飛び越えた超版画に向かっていったことの残響が版画/現代美術の双方にわたって未だに残っているから、かような展覧会において「(版画&グラフィックデザインにおける)物質性」がキュレーションの軸のひとつをなしている様子なので必見度高いんですが、冬場に関西から金沢に行くの、かなりかったるいからなぁ……
──と思っていたら、2024.5.30〜8.24の日程で京都国立近代美術館に巡回するそうで、それは超朗報。