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いささか旧聞に属する話ですが、ギャラリー白で「ペインタリネス 2023」展が開催されていた(2023.8.28〜9.9)とき、Studio 138なる美術雑誌(雑誌?)の第2号・第3号が無料配布されていたので、お救いしてました。多摩美大教授の大島徹也氏をはじめとする有志たちによって年1冊のペースで編集・発行されているとのこと。内容は有志たち(見たところ、画家もけっこう参加しているようで)の創作を通じた絵画論や雑感が主ですが、実際に絵筆を取らない者的には、むしろありがたい。

そんな中、大島氏は1950年にニューヨークのstudio 35で三日間にわたって開催されたシンポジウムの記録“Artists’ Sessions
at Studio 35 (1950)”(ed. Robert Goodnough)の翻訳を寄せています。参加者の中にアルフレッド・バーJr.やウィレム・デ・クーニング、バーネット・ニューマンの名前もあり、米国における抽象表現主義の帰趨について考える際に必読度高そう。

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