有馬アートナイト、有馬温泉界隈のあちこちにインスタレーションなどが置かれていたものですが、イベントの白眉となっていたのは、中島麦氏と岡本啓氏によるARプロジェクトでして、専用アプリをDLし、街中の特定の場所でスマホのカメラをかざすと両氏の作品が見られる、というもの(画像参照)。中島氏も岡本氏も、関西の中堅作家の中でもトップクラスのカラリストであり、色彩をいっさいの物質性なしに現出させたいというカラリスト永遠の夢をAR技術を使って叶えようとしたと言えるのですが、肝心のアプリの具合が激悪く、これじゃあ夢の可能性の一端が示されたにとどまるのでは……と思うやらなんやら 有馬アートナイトの方は(コロナ禍もあって?)翌年以降は開催されてませんが、今回の「ひかりの森〜夜の芸術散歩〜」はこの件もあってか? テクノロジー的な冒険はあまりなさそうですね