「笹川治子 中村研一作品とともに届けられた色」展|2023.9.2〜11.5|小金井市立はけの森美術館(東京都小金井市)
昨日(笹川氏を取扱作家としている)Yoshimi Artsからフライヤーが届きました。以前から同ギャラリーで何回か個展を開催してきた笹川治子(1983〜)氏ですが、国内の美術館での個展は初めてのようで。「戦争とメディア」、もう少し具体的に言うと「人は(戦争について)メディアからどのように影響を受けるのか」をテーマに、ときにそうした問題設定が言外に要求するようなシリアスさを軽やかにいなすような作風で多様な作風で制作を続けている笹川氏だけに、戦争画でも知られる洋画家中村研一(1895〜1967)との時空を超えたコラボがどう超展開されるか、気になるところではあります。なお会場の小金井市立はけの森美術館はその中村の邸宅を再利用しているそうで、アウェイ度が高い会場で彼女のいなし芸がどこまで通用するかも注目ポイントかもしれません