会期も終わったし、もう取り上げてもいい頃合いでしょうけど、西天満にあるgekilin.で今日までの開催だった「20page vol.2」展に出展されていた島田裕美子《Structure with Yellow Lines》(左画像参照)が個人的にクリティカルヒットでした。ピエト・モンドリアンの後期の作品(右画像参照)をリサーチし、元ネタの平面から色彩を抜いた上で半立体に置き換えたという作品でして、モンドリアンという元ネタのチョイスといい、それを当方のようなミニマリズマー(ミニマリズマー?)好みに魔改造する腕前といい、これは今すぐにでも他の作品に個展という形で接してみたい。
島田女史、筑波大で建築を学び、現在は会社員の傍ら、かようなリサーチ+アートを手がけているそうです。当方が観に行ったときには、メールでギャラリスト氏とやりとりがあった後、いきなり電話でプレゼンを始め、フットワーク軽いなぁと思わされたのでした