『シン・仮面ライダー』座談会 日本映画業界と庵野秀明に託された使命 - KAI-YOU
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映画に関しては出不精な当方、例によって『シン・仮面ライダー』は未見なので──結局シン・〇〇シリーズ(シリーズ?)は『シン・ゴジラ』しか見てないことに──、座談会の内容については脇にどけておきますが、庵野秀明(1960〜)氏がかかわった作品の「語りたい欲を誘発する力」は相変わらず異常だよなぁとしか言いようがなく
昨年あべのハルカス美術館で開催されてた庵野秀明展を見たときにも思ったのですが、「本人の人生と何がしかのジャンル自体の消長とが端的に一致してしまっているように見える」ところに庵野氏の強み(と弱み)があり──その意味で、庵野氏は、ある時期までの映画にとっての淀川長治や、ジャズにとってのマイルス・デイヴィスと同様な存在であると言えるかもしれません──、それをかなり増幅させていたのがこの展覧会だったなぁと思わされたもので。
シン・〇〇シリーズが次に何を俎上に乗せるのか(既にナウシカやガンダム、イデオン、ゴレンジャーあたりが噂されているようですが)、あるいはオリジナルタイトルをものすのか──庵野氏の次の一手は現時点では分かりませんが、「作品についての語りが同時に氏についての語りになる/なってしまう」ことを是認できない人によってこそ、来るべき庵野秀明論は書かれるべきでしょう(←丸投げ)
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