NTL 善き人 2回目
話や役の転換、字幕を追いかけて圧倒された1回目にくらべ、かなりそれぞれの表情見られた。特にジョン(テナントさん)に対するモーリス(リーヴィーさん)の表情…
ジョンってめちゃくちゃモーリスの話遮るやん。君の不安より僕の悩みのほうが差し迫ってるんだ!って。
あとスポットライトが外れたほうの(その場面ではメインでない)役者さんがどうしてたかなとか(画面から外れてしまうと追いようがないけど)
後半の制服を着たジョンとアン(スモールさん)が抱き合って、アンが私たちは善い人だと話すところ、うしろの影にリーヴィーさんが立ってふたりを見ているのよね……(表情は見えないが) #舞台
NTL「善き人」感想めも③✍️
最後の挨拶前にはけたテナントさん、直前まで着ていたはずのあの制服を脱いで出てこられてほっとした...ほかの人はそのままだったのできっと意図的ですよね?
テナントさん目当てに行ったけど正直それどころでないとなって帰ってきた 誰かとみて話したかった〜〜〜(ひとり鑑賞)
それだけすばらしい演技、演出だったということか。NTL、はじめてだったけど遠出してよかったです!映画館用の映像だから表情も近くでよく見えた。幕間の作者についての映像もみられてよかった。いっぱい情報流してくれた方々ありがとうございましたー!
製作側のポッドキャストがあるらしいので聞いてみてまた考えたい あと通販待ちのパンフも! #舞台
NTL「善き人」感想めも②✍️
最後のシーンは、どういうことかなあ。
ずっと頭に流れていた音楽(バンド)が目の前に現れた。音楽はそれまで、依存しているもので、現実と空想があいまいになると言っていたように思うので、ついに現実に直面した/向き合わざるを得なくなったということかしら...
衣装もシンプルでって書いたけど唯一の衣装替えがあの制服で、しかも目の前で着替えていくので...アア...となる ジョンは反差別でもあったし、教養もあった、たったひとりの友人はユダヤ人だった。でもだんだんと、つまずいて、ころんで、責任を相手に押しつけ、結果迫害する側になっている。直接手を下していなくとも。そういう人たちがたくさんいて、みんなふつうのひとで、でもその多くの人が強く止めなかったから坂を転げ落ちていった...越えてはいけないラインを越えて戻れなくて、自分たちは善き人であると そもそも悪いのは向こうだもの、という姿勢になっていく。よくみる光景な気もする 差別が大きな虐殺、戦争に繋がっていく...きっとこのくらい大丈夫...から大丈夫じゃない、となった頃にはもうどうしようもなくなっていることが多いんだろう。めちゃくちゃ身近だ 全然他人ごとじゃなくて恐ろしい話だった 。 #舞台
NTL「善き人」感想めも①✍️
3人芝居でテナントさん以外は複数役演じるとは知らず、最初は役の転換、場面の転換に着いていくのに必死だった。あのシンプルな舞台上のセット(でも機能的)で魅せていくのすごいなあ...まだきっと大丈夫、酷いことはしてない、それどころじゃないし...と不安ながら現実から目を逸らして楽観視していくうちにじりじりと超えちゃいけないラインを越えていくかんじ...それでも最後まで渦中の人は越えてない(と思ってないとやっていけない)と...善き人(GOOD)とは、その意味とは、どの立場からみてだろう。
舞台セットも役者の数も衣装もシンプルで、想像力を働かせながら観てきたなかで、暗転したシーンは特に強制的に音に集中させられ、とてもつらい場面になっている。音量も大きくて渦中にいるようだった。なにも見えないけど、だからこそ酷い場面がみえるようで...音に影響されやすい人間としてはもういろいろ削られて泣いた 舞台って観るのに体力がいるんだな...(帰りヘロヘロだった) #舞台