リトリンちょっと見やすくした!
暴力と破滅の運び手 https://lit.link/violenceruin
最初で最後のパチンコ屋さんは伯父(母の姉の夫)に連れて行ってもらった。高校3年の夏休みで、母方の親戚が祖母の家に勢ぞろいしていて、伯父がパチンコに行くというので、ついていった。最初は伯父の後ろから見ているつもりだったけど、隣の台があいていて、お店の釘師のおじさんに「ちょっとやってみる?」といわれてやってみた。こうやってああやってと教えてもらってから、3玉くらい打ったところで、まさにビギナーズラックで大当たりして、伯父が係りのひとを呼んで箱をもってきてもらってどんどん玉が入った。これをみんな伯父さん使ってよ、また後ろで見てるよといったら、いや、これは全部景品に替えておばあちゃんやみんなにお土産にしよう、最初で最後の記念にするといいというので、店内で景品に替えてもらった。
お店のひともさっきの釘師のおじさんも「すごい」といってくれたけど、その割に釘師のおじさんは「お嬢ちゃん、パチンコ屋に来るのは今日で終わりにしな。ここに来たくなったら、うちの親戚の焼肉屋にしてよ」というので、そうすることにした。おいしい焼肉屋さんだった。
従妹の●ちゃんにはチョコレート、○○伯父さんにはセブンスター3箱、おばあちゃんにはサラダ油とか、15人分くらい。伯父から、みんなには消えるものがいい、まるまちゃんには残るものがいいといわれて、両親とわたし向けの景品はフードプロセッサー。いまだに使ってます。
人類の都
なぜ「理想都市」は闇に葬られたのか
ジャン=バティスト・マレ(著/文)田中 裕子(翻訳)
《20世紀初頭、世界が熱狂した壮大な首都構想。その真実は平和の実現か、恐怖の支配か
科学、通信技術、芸術、スポーツなどあらゆる叡智をひとつの都市に集結させる――斬新な〈世界の首都〉構想が立てられた。目的は技術革新を通した世界平和。考案者は彫刻家のヘンドリックと義姉で名家出身のオリヴィア。政治家や芸術家をはじめ計画は世界中で熱狂的に支持されたが、構想から30年を経たのち夢と潰えた。だがその裏ではムッソリーニ、ヒトラーら独裁者たちが強い関心を示していた。ユートピア思想から始まったはずが、なぜファシズムに利用されることになったのか。計画に人生を捧げた考案者の姿を通して、幻の理想都市の謎に迫る歴史ノンフィクション。》
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