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少し遡り。金曜に実は人生初のフェリーニとして81/2見たんですよ。いろんなとこでタイトルをきくのですが、なんか苦手そうな気がして構えていた(不出来なミュージカル映画ナインは見てる、くらい)。のだけど、そんなに嫌な映画ではなかった(どんだけ構えてたんだ)。ここまでまっすぐ女の人はみんなぼくを小さな坊やみたいにチヤホヤしてほしい!現実として年とって醜くなったら追いやりたい!愛するのは怖いけど愛されてたい!妻すまん!もう全部どうでもいい!(前3つは本気ではなくてもうしろの2つは割と本当にそう思ってるからこそ妻の幻影は痛々しく現実は美しく周囲のみんなのうるささが過剰になっている気がした)をやってる話なんですね

冒頭しばらく極端に映されない主人公の顔。これストップモーション?動いてる?からの凧のイメージが愉快で、なるほど物語を語るより頭のなかを明かしてみたいという欲望は一定のところまでいった創作者なら確かにここにいくだろうな、と思わされる。映画制作のゴタゴタ話がベースでそこに幻想が絡む話なのかな?と思ってたら別にそういうわけではなくずーっと起きていることの不確かさで、映画は夢だということに正直な話だった。まあキモい話だけどキモい自分に正直なんだなーと微笑ませるものがあった。みんなで踊って胎内回帰。潔い。

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