ロボット・ドリームズ、良かったな。私はとても好きだった。今作のセプテンバー、キングの11/22/63のイン・ザ・ムードと同じ意味じゃないですか。「ダンスは人生だ」ですよ
誰かと一緒にいられる時間が長くても短くても、スタックが長くてボロボロになってしまっても、あるいはいろんなことで気を紛らわせることができても、それでも寂しさが残っても、大丈夫な時がきても。セプテンバーで踊るということが生きていくということなんだよなーと
愛の話にも孤独の話にも見えるし、実はどちらでもないようにも思ったな。たくさんのすれ違っていくもの、傷つけるものや優しいものやゴミや落書きや美味しいものや楽しいことや、いろんな音楽や静けさ、暑さ寒さ春夏秋冬、そういういろんなものがある世界に生きているってことを「そういうものだ」とまんまるい目でただ受け止めて、あの口のかたちで笑う、そういう距離感。
この映画には喜怒哀楽の怒が欠落しているのよね。実写でこういうキャラクターが人間の形に描かれてたらた私も違和感を持ってたかもしれない、でもアニメーションなら大丈夫になるのよね。
ドッグのおなかのぽってりした感じとか、ロボットのニコッの口とか、線、特に曲線の魅力にあふれていたな あとスクリーンというか暗幕?の使い方も素晴らしかったな