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『カルメン故郷に帰る』を実は見てなかった(旧作邦画の有名なやつほど見てない)ので見たんですが、なんかギャルという存在のクィアネス…という言葉が浮かんでくるような話がバルビゾン派の絵画みたいな(柴を背負ったおとうちゃんとおねえちゃんの並ぶとこのショットとか、大量の馬とか牛とか、あの雲のすごさ)世界に放り込まれて噛み合わないままで「それでいいのか???」で終わる力技の怪作でびっくり。これが国内初の総天然色映画だったの、だいぶカオスな時代だったのを感じるな…盲目の先生のオルガンエピソードだけ大真面目なのもなんか変…

家出して東京に行って人気ストリッパーになった娘が友達と帰ってきて村は大騒ぎ、という話なんだが全然心を開いた交流が成立してない、そこが別にネガティブにも描かれてない…というのはある意味新鮮ではある。というか2人が完全に「女装した女」でその過剰さが笑いになるの、ドラァグじゃん…?

しかしカルメンちゃんとアケミちゃんのトンチキなノリをどうということもなく「いいんじゃねーの?金ももらえるし!ありがたいね!」で受け止めてくれるお姉さんの望月優子様の動きの良さ!また大好きになっちゃうな。これ高島屋よ!は流石に笑った。プロダクトプレイスメントとかそういうレベルじゃない宣伝台詞、好き…

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