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まあまあ良いスクリーンでかかってたからという理由でサイレント映画とすら知らず『あるじ』で初ドライヤー。さすがに家父長制度批判とまではいかないけど、酷い家庭内暴君の夫を無敵のばあちゃん(元乳母)が性根を入れ替えるまで家のことをやらせ続ける…ってなど直球の男性教育映画でこれがなかなかに面白い。「そうそう、そうなんだよ!よく見てるなー!」な家事描写(バターをこそげるとこ、実に素晴らしい)も見えない労働(報酬の発生しないところに敬意が払われない)への目線もしっかりしてて、ニコニコになった。スクリーンでかかるときの古い映画はやっぱ見ようと思った。サイレントは絶対劇場で見るほうが面白いんだよな

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