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『ショーイング・アップ』はケリー・ライカートこんな軽やかなのも撮るのかー(まだ3本しか見てないが)と思った。いや、全体としては薄曇りの明るさレベルなんだけど、寂しさとかやるせなさの気配も確かにあるんだけど音楽の使い方といいアート界の描き方といい、なんか抜けのいい感じがある。よく出てくるイメージのある横の動線もアートがある場所の活力として感じられる、あたたかいムードがあった。

これはホン・チャウ演じるジョーの自然体(をパフォーマンスとしてもやれる、自分を中心に据えられる)胆力の存在感によるところも大きく、彼女が作っているものが作ってる段階ではそんなに魅力的に見えないのに展示されるとおおっとなる雰囲気を持ってるのも、ちまちま作業する間の方が作品が魅力的に見えたリジーのスタイルと対称になってて(このミシェル・ウィリアムズはとかく真面目で他のことに気を取られがちな人でアーティストファミリーにおける異分子なのとても似合っている。服の普通さと皺加減がとてもよく、シャワー入れず髪がペタッとしてくるのもいい)すごくそれらしく感じた。

「ごめんね、外で死んでね」とか静かに笑わせてくるのも新鮮で、その後の展開も含めて楽しいのだが、なんともいえないペーソスもあり。芸術は生活で、鳩はいつでもそこにいる。ぽっぽー。

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