葬送のカーネーション、私はあんまりピンとこなかった…というより「生活どこ?」ってなっちゃったんだけど、バフマン・ゴバディの「半月」見たときの???を思い出したので、私の知らない見方ができる人なら好きかもしれない。メインふたりの言葉を最小限にした旅路は周囲の人たちの言葉だけで進行するのだが、これそんなにアーティにやるような話なんかな、という疑問が。いっそお絵描きも排して背景をわからせなくするくらいまでいけば…いやそれもそれで変か。
全然違う思考でみてたら理解こそできなくても「入れた」気もするんだが…生まれないのがいちばんマシです、のラジオとか妙に印象に残るとこはある。
寓意(あるいは幻視)と現実が曖昧なとこはあえてなのはわかるが、あの旅のなかにも生活者の手触りはうまれてくるはずで、私はスケッチブックよりそっちが見せてほしいところなんだよな…おもちゃ捨てるタイミングとか牛乳ガシャンとかそのように撮ったのはなぜだ…がよくわからず…
踊ってる人たちを車でかきわけてく冒頭とか(全然踊るのやめないの)はよかったんだがなー。口を聞けないらしき羊飼いのとことかどうも苦手な感じでなー。白布ぐるぐるまきが横に「いる」とこはよかった。顔の見えない人。とラストの呼応。声は聞こえない。