『ペルリンプスと秘密の森』しましまぼうやの冒険(父を探して)からオオカミキツネとクマネズミの冒険へ。よりこどもさんにリーチするタッチになってるのだけど、前作より意味を解くのは難しくなってないかしら?すごい色彩美とつかみどころのあるようでない、すりぬける世界観。ペルリンプスと巨人について一応最初に説明されるのだが、その寓意はわかりやすいようでわかりにくく、終盤の終盤でようやく「あー!」となった。

イマジナティブでよいけどわたしは徹底的な省略と飛躍がなされる『父を探して』が好きすぎるんだな・・・台詞が増えることで逆に寓意がわかりにくくなるものなんだな・・・とか思ってて、とはいえ「そういうことか」を考えさせなくなるところまで連れて行ってからの最終的な「そういうことか」パートがすごくて、今このときに「壁をつくってあちらがわを虐げる巨人」という存在をどう捉えるかに制作時以上の意味がうまれてしまっているのがせつなくなってしまった。音と視覚の連携がうまいのは相変わらず。ラストカットとあのワンラインに込められたものを、わたしたちは信じるしかないんだよね。

とりあえず見てない人は「父を探して」を見てくれたら嬉しいです。エミシーダのこの曲は今もよく聴いてる。
youtube.com/watch?v=cpOb3db_Xu

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ああああ!でもこのPVを改めて見たらどういう世界の捉え方をしているか、同じテーマで繋がってるの確認できたわ

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