土曜日に『SISU/シス 不死身の男』見たんですけど、好みとは違いつつも「こういうの」をやるにあたってフィンランドという場所ならではなのが面白いなと思った。主人公、クマなんだよな…と同居人氏が言ってたんですが、それが似合うズドーンとした大地にズドーンとした変さ。やっぱりフィンランディアってフィンランドっぽい曲なんだよなあ(途中から突然テンションあがってくるのにいつも笑う曲。クラシック曲に笑うのも妙なんだが、笑う)
主人公の台詞のなさがMMFRでもまだもっと喋ってたぞ、という感じで、声らしい声はうおおおの咆哮のみ…なんだけど別に喋らないわけではなくその言葉では喋らないと決めているだけ、という。一部で展開に必要なところだけは周りが喋ることで進行するけど基本はサイレント志向(あのくらいの台詞量なら字幕でも成立するよね)身振りと状態だけで示す。
同胞を助けるとか別になく、復讐の人としても一旦終わってる感じで、金塊に執着してるだけなので邪魔するやつを全滅させるだけの頑丈な人。頑丈なだけなので怪我だらけで、どう考えても普通なら生きてないのですが、しかし死なないと決めてるので死なない。なんかね、この「決めてるのでそうです」のしれっとした感を楽しむ話で売り方とちょっとギャップあると思ったよ