BPD、つまりボーダライン(境界性)パーソナリティ症は「ボーダー」とか「メンヘラ」という言葉で広まった気もする。
しかしこの「境界性」ってのは、何と何の境界だってのは認知がされてない気がする。
これは精神分析の時代からある「神経症」と「精神病」という概念の「境界」であって、ここをある程度抑えようと思うなら精神医学史や精神分析の歴史を抑えないと理解が難しいのだ。
まぁ、華やかなアクティングアウト(行動化)の具体例はよく語られるけども。
詳しくは藤山直樹『集中講義・精神分析』や中井久夫やバリント『治療論から見た退行』などを読むべし。
私は読んで濃さに当てられて寝込んだ(精神的虚弱