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10代の頃は非常に平凡恐怖が強かった。20代もそこそこ強く、30代すぎると落ち着いた。

ちなみに「平凡恐怖」とは精神医学で使われる用語(野間俊一『解離する生命』)。
自分は周囲と比べて「特別」でいたい、特別な存在でありたいという願望が生み出す平凡さへの恐怖のこと。

自分が特別不幸であるとか、特別状態が悪い、と私もよく思い込もうとしていた。

しかしいろんなものを見てわかったのは、不幸にしても悩みにしても、人の持つ苦悩はどれも似たり寄ったりだということ。
そんなもんだし、そんなもんでよい。ということで、平凡恐怖はほぼ消えた。楽にはなった。

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