婆ちゃんがしてくれたお話
長野県でも
落花生なのですね
私が幼少期育った祖父母の家も落花生でした。
婆ちゃんが私が大人になってから話してくれたお話。
節分の日、落花生を3人で家のあちこちにまいた日の夜中、婆ちゃんが目を覚ました。
なにか音がするので目が覚め何事だと思うと、真っ暗な3人で寝ている部屋のどこからか音がする。
ハクビシンかシカが、また何かいたずらをしているのかと思った婆ちゃんは、電気をつけず暗闇の中、部屋の外、部屋の中をよく見てみると小さい黒い塊が部屋の隅で音を出している
因みにこの場所はお寺
婆ちゃんはおそるおそる静かに近づいてみると、そこには節分でまいた落花生を一生懸命、暗がりの中「カシャクシャ」殻を割り「ポリポリ」美味しそうに食べている黒い塊。近づいても気付かない無心に落花生を食べる
5歳の私がいたのだそうです。
歳の数しか食べられなかったので、落ちている、部屋中にまいた落花生を、狙っていたのでしょう。食いしん坊な私はこの出来事を全く覚えていません。
怖いお話です