「雪華」のHPを更新しました。今月の巻頭句は《黒葡萄昼間を仮の星として 鈴木総史》橋本主宰は選評で「わかりやすい句ばかり選句するのは素人俳人でもできる。書きづらいからこそ句評・鑑賞を書きたくなる。なぜなら私は貧困ではあるが職業俳人だから」と。
散文置き場には、越智友亮「ふつうの未来」評(五十嵐秀彦)、岸本尚毅「雲は友」評(鈴木牛後)を掲載しています。
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引っ越しの途中に函館に寄っている。昨日は青函連絡船「摩周丸」を見てきた。連絡船には高校の修学旅行の往復で乗っただけだが、いろいろと思い出す。
クラスに、決して男子と会話しない女子生徒がいて、男子の興味をひくような感じの人ではなかったこともあって、男子はみなただ「変な人」という目で見ていた。
彼女は、昼休みなどはいつも本を読んでいたので、私は何となく気になっていて、連絡船の甲板で話しかけてみた。(彼女は私と親しかった女子生徒と一緒だった)そこでは意外に普通に話ができて、驚いた記憶がある。修学旅行の解放感のためだったのだろうか。
彼女が男子生徒と決して話さなかったのには、何か理由があったのだろうが、当時はまったくそんなことには思いが及ばなかった。
彼女とは、それ以降は話せたような気がするが、そこはあまり覚えていない。
鈴木牛後(すずき・ぎゅうご)。俳句のことなど。ブログ「本日も深雪晴」https://miyukibare.exblog.jp/