岡田一実さんの「醒睡」のこと
岡田一実さんの「醒睡」を読んでる。半分を少し超えたくらい。句集を読むのにかなり時間がかかる方なので、少しずつ。内容については全部読まないと何も言えない気がするけど、まず難しい漢字にルビが振られているのは、とてもいいと思った。もっとたくさん振ってもいいくらい。
「にれかめる」は、俳句に馴染みのない近所の人や、知り合いの農家の人がたくさん買ってくれたのだが、みんな言うのが「漢字が難しくて…」ということ。まず読み方がわからないと、辞書を引き慣れていないともうお手上げで、結局読まれなくなってしまう。だから、せめて辞書を引けるようにルビを多めに振りたいと思っているので、こういう例があると参考になる。
けっこう俳人はルビを嫌うけど、ルビくらいで価値が下がるような俳句は、もともと面白くないのでは?と思う。