以前はヘイトデモがなかったので良かった、以前はタクシーカジュアルヘイト挨拶がなかったからよかった、という事を仰る方々がおられるのだが、その都度違和感がある。
確かに日本では90年代以降バックラッシュでエスニックマイノリティに対するヘイトが酷くなってはいるが、我々の祖父祖母が体験した差別体験のほうがやはり凄まじかった。
なんつーんだろ、歴史を知らない、というのは、その時代を生きてないのでフェアじゃないと思うが、現にその時代を生きていない私もフワっとはしているが理解はしているわけで。
それともう一つは、差別問題が問題なのだと感じられる人々が日本の人々の中でも数は未だ少なすぎるとはいえ以前より増えてきたというところなのかなと。
以前はマイノリティが声をあげたりして問題提起しても誰にも響かなかったものが少し共感できる人が少しだけ増えてきた結果、というか。
いずれにしても足りなすぎるのだけれど。
ちなみに今がいいとは言っていない。
徐々にだが少しだけマシになってる、程度。