ネトウヨ芸人が映画オッペンハイマーを”日本人が傷つく映画は見たくない”と語ったとかなんとか。
なんというか、よく普通の日本人の心情を表しているなと思っていて。
今回のバイデンが日本はゼノフォビア、と事実を述べたに過ぎないところを日本の政府ならびに普通の日本人達が湧きまくってるのも、”私は誰にでも優しい、寛容な日本人である”というセルフイメージを損なわれた、ということなのだろう。
多くの右翼、だけでなく結構な数の左翼さえも日本という国家と日本人というただ他人に定義されたものを疑いもなく同一視させてしまっていたりするので。
さらにいえば、入管改悪法案に多くの日本人が無関心なのもその”寛容な日本”であるはずの”我々”がそんなことするハズないだろ、というセルフイメージを棄損されかねないので直視しない、無視する、というところなのではないか。
不逞外国人が生きようが死のうが、自分の生活には関係ない、なんなら良くなるかも、くらいの認識なんでは。
日本政府としても、こういう国家と自己同化しちゃってる幼稚な人間を量産してるというのは、やっぱりそれが自分らにとって都合がいいから、なんだろうな。