永住権剥奪問題は紐解けば日本国の”外国人”に対する歴史であり、それは日本政府が所謂”在日”を扱う人権弾圧であり、戦前戦時の植民地からの人員の簒奪であり、その後の棄民政策であり。
...という認識が、普通の日本人の皆さんからゴッソリ抜け落ちてるんですよね。
自国の歴史を知らんのです。
それは日本政府の制作であり、教育の失敗というよりは成功例なのですが。
そういう不都合な歴史を弾圧されている側が継承し、事あるごとに啓蒙する、というのは、まあしょうがないんだけれど、根本的に間違ってるしシンドいんですわな。
なんつーか、国家による構造的差別であり、その構成員まで過剰に責めるつもりはないけれど、実際問題としてマイノリティ側は個人的負担を強いられるわけですわ。
何度も何度も何度も同じこと言わなきゃならないし。
賽の河原の石積みみたいなもんで。
まあ、たまにシラケてしまってもしょうがないよねー、と自分に言い聞かせているわけです。
あとはまあ、そういう無知蒙昧な状態から少しづつ歴史を知ろうとしている方々もおられ、そういう方々と連携してゆく必要があるわけですが。
私も慢心が強い人間だからか、ちょっと知ったくらいで「あーはいはい。俺お前のこと知ってるよ。これこれこうだろ(的外れ)」みたいな人を見かけると腹が立つのです。
普通の日本人の皆さんと比べればナンボかマシなんでしょうけど、アグレッサーという意味では変わらないので。
しかも指摘しても直さないし。
私も心の広い同志の皆さんのように、短所はあえて目をつぶる、みたいな態度が必要なのでしょうが。