ハーブというのは良いものだ。野菜だとある程度広い畑に植えないと満足に収穫できないが、ハーブだったら小さい鉢植えで十分満足できるくらい収穫できる。6月からタラゴン(フランス語だとエストラゴン)を育てているが、涼しい気候を好むというので育たないかもしれないと覚悟していた。しかし意外にもこの夏の暑さにも負けずワサワサと大きく育ったので大喜びで食べまくっている。先日は鶏肉と野菜の赤味噌煮という純和風の料理にぶち込んでみたところ、全くの日本の田舎料理にフランス風のエスプリがピリリと効いた文化の香り高いル・ミソニと言うべき料理になった。これに味をしめたので、この秋はディルというものを植えようと思う。魚のソテーやらムニエルやらに添えてあったりピクルスの香り付けに入っていたりするハーブだが、田舎のスーパーには売っていない。売っていないんだったらもう自分で育てるしかないよね。都会に住んでいたら別に手に入りづらいこともないものなのだろうけど。