現在、張り子人形を鋭意製作中だが、張り子の胡粉がけをどうしようか悩んでいる。悩みと言っても呑気な悩みなのだが。今まで作った張り子はだいたい「胡粉ジェッソ」というものを塗っており、これは大変便利なものなのだがけっこう値段が高い。本物の胡粉を膠液で解いて塗った方がずっと安上がりなのだが、ひび割れが多発するなど扱いが難しいらしい。以前日本画用のチューブ入り胡粉というのを使ってみたこともあったが、クソ高かったのにポロポロ剥落して始末に負えなかった。もっと酷かったのは紙粘土を水で解いて塗るというやり方で、塗ったそばから崩れてきてさながらホラー映画のようだった。この水溶き紙粘土を使うやり方を推奨している人がネットでは結構多くいるが、自分でやってみたことがあるのだろうか?と疑問に思う。まあ、こうして悩むのも趣味の楽しみだよね。正直、今アイコンにしている張り子のお面も出来に不満があるので新しく作りたいのだが…。