『光る君へ』もう2話分録画が溜まっていたので今まとめて見た。紫まひろを道長が背後から抱きしめる場面、どうしても高畑勲の『かぐや姫の物語』を思い出さずにいられなかった。もっとも『光る君へ』ではロマンチックなラブシーンとして描いているが、『かぐや姫』ではいきなり背後から抱きしめられたら気持ち悪くてサブイボが立つよねーというふうに描いていて、ニュアンスが全然違う。まあ後者の方がリアルだよね。一応前者は女性脚本家、後者はお爺さん監督によるものなのだが。なお、私は別に『かぐや姫の物語』がフェミニズム映画として優れているとは思ってなくて、かぐや姫が好きになる男性がやたらと偉そうな奴だったりするあたりやはりお爺さん監督の作品だなーという印象だった。
あと、平安時代の貴族だったらケガレ意識も相当なものだっただろうから、貴族が自分手で遺体に土をかけて埋葬するとかあり得なかったのではないかと思うが、そこらへんは目をつぶって頂戴ね❤️という感じで作られているドラマなのだな。色々ケチをつけているようだが、結構面白いし楽しく見ているのだけどね。