東京地検が電通や博報堂にガサ入れに入ったので、頑張れ東京地検やんややんやと喜んでいる人達がいる。正直、ちょろいもんだなと思う。

摘発されているのは民間人だけで政治家は1人も捕まってないじゃないか。水戸黄門のような時代劇でも、商人と結託して悪のかぎりを尽くした悪代官は一たび悪事が露見しようとするや
悪代官「ええい、この悪徳商人どもを捕まえてしまえ！」
越後屋「そりゃあんまりですよお代官様〜っ」
となるではないか。テレビ時代劇と現実を混同するなと言われそうだが、あの手の時代劇がテレビから消えて日本人はすっかり汚職政治家に甘くなってしまったから、ああいうのも馬鹿にできないのである。

そういえばあの手の時代劇は水戸黄門にせよ遠山の金さんにせよ最終的に助けてくれるのは“偉い人”なのだから日本人の権威主義を助長していると批判するインテリがいるが、それも一面的だ。あれは庶民が悪の一味に虐げられて嘆き悲しむまでがリアリズムで、黄門様や金さんが助けてくれる部分がファンタジーという構図になっている。肝心なのは前半部分なのだ。

話が取り止めもなくなってしまったが、とにかく私は東京地検は政治家には決して手を出さず民間人だけ摘発してお茶を濁すだけだと思う。札幌五輪招致も普通にやるだろう。見立てが外れたら謝ります。