映画『ファイアー・マックス』(1984) 

『マッドマックス:フュリオサ』を見に行く前に低予算のマッドマックス便乗映画を見てハードルを下げておこうと思い、昔レンタル落ち品を確保したまま未見だったこれを視聴
決して面白くはなかったけどそこまで退屈もしなかった

荒くれ者がちゃんとヒャッハーって言ってた

男性出演陣がやたら不必要に尻を出してた
尻を見て笑わない人間などこの世にいない、という監督の信念を感じた

本家のように圧倒的にどうかしてるビジュアルのキャラクターがいないので大分寂しい雰囲気ではあるけど、超能力少女やら鷹匠女やら地下に棲み人間を喰う砂族やら思いつく限りのキャラクターを出して話を盛り上げようという意志は感じた
もっともっとやる気のない便乗映画はいくらでもある
たくさんのキャラクターと付随するエピソードをそれなりに消化して81分にまとめてるのはよく考えたらすごいかもしれない

車は景気よく潰してたしちょくちょく爆発もしてた
主人公はたまに火炎放射器振り回してた
だからファイアー・マックス(原題「WHEELS OF FIRE」)なんだろう

続き ※弱ネタバレ 

あと超能力少女の基礎戦闘能力が高すぎて、超能力を使わずにナイフ1本で荒くれ者をガンガン倒していくので超能力設定いらなかったんじゃ…むしろどう見てもこの人が一番強いんだから主人公でよかったんじゃ…ハッまさかこの少女がのちのフュリオサなのか!?みたいなことを考えてたら映画が終わった

監督のフィルモグラフィ見たら(邦題から推測する限りは)清々しいまでにB級作品一直線で、いい人生だなあと思った
『彼女がトカゲに喰われたら』(1987)ってなんだよ
allcinema.net/person/204

なおケースには「ロジャー・コーマン作品」って書いてあるけど、どこにもクレジットされてないしIMDb見ても記載がない、謎

フュリオサよかった… 

巨大な金属の塊(自動車)が猛スピードで転げ、潰れ、引きちぎられるさまを腹一杯見た
満足したよ
走行しながらの攻防は『デスロード』よりスピード感あったような気がする

ウォーボーイズは今作でもかわいかった
ピクミンだよねあれ
ピクミンやったことないけど
なお視聴環境はIMAXレーザー

たぶんものすごく今更なことに気づいたけど、マッドマックスのカーチェイスって西部劇でちょくちょく描かれる列車強盗が原型なんだなきっと
馬で列車と並走して隙あらば乗り移って金品を奪うのとやってること同じだし

cinemarche.net/action/madmaxii
"ジャイロキャプテン役のブルース・スペンスは、ジョージ・ミラーから「『シェーン』と黒澤明監督の『用心棒』を観ておくように」と言われたと"

タイトルの誤字脱字がなかなかひどいなこの記事
シューンってなんだよ

フォロー

勢いで『デス・ロード』再見した 

キャラクターや兵器のぶっ飛んだデザインはやっぱすごいな…
こちらに比べると『フュリオサ』はだいぶ外連味が薄かったけど、話がハードかつパーソナルな復習譚なのでそれでよかった気がする

あとやっぱり、アクションのスピード感と迫力は『フュリオサ』の方が上な気がするな
デスロードで後々まで印象に残ってたのはキャラクターの視覚的なインパクトだったし
自分の中でデスロードは『サテリコン』とかと同じ括り

言葉というもの 

わけのわからない新語や誤用は簡単に定着するのに、「復讐と復習で誤字りがちだから片方は全く新しい言葉を作りましょうか」みたいな合理化の流れは一向に起こらない(起こさせない)のはきっと自然かつ健全なことなんだな

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。