続き ※残酷、性的
もしこれをファスト映画にするとしたら相当難儀するんじゃないだろうか
ファスト映画見たことないから分からないけど
臓器の造形や手術の見せ方などは、いうほど生々しいとは感じなかった
あくまで芸術の作法にのっとったグロという印象
クローネンバーグはあくまで自身のイマジネーションを形にしたいのであって、厳格なリアリズムはそれに優先されるものではないのだろう
本人に聞いたら「いや金が足りなかったのよ」とか言うかもしれないけど
しかしほんと愛想のない作品だ(一か所だけ、額に何だったかを埋め込んだレア・セドゥの顔を映す前の焦らしにはクローネンバーグの愛嬌を感じた)
オーディエンスフレンドリーな部分がほとんどない
でもそれがよかった、疲れたけど
どこを切りとってもクローネンバーグでしかない映画をリアルタイムで劇場で体験できてよかった
一番印象に残ったシーンは、女性器を思わせるコントロールデバイスを男が操作して女の体に刃物を入れ、女が快感を露わにするところ
ほんとクローネンバーグ