うろこ @ullocco@fedibird.com

それでも週２日休めてるだけマシ、この時間に家にいられるだけマシ、そんな世界なんだもんな日本の賃労働って。おかしすぎ。

ここんとこ限界が木曜日に来るから週５日はやっぱ働きすぎなんだよ。

志賀も水といえば水なんだけど、なんかこう、すっげえ硬水…みたいな…ウッオかってえ喉に詰まる、水なのに詰まる、っていう感じがあって、なんだろうな、こちらに理解させようという歩み寄りが薄くて、それがたまんねえんですわ…

まあこれは私の妄想ではあるのだけども。とにかく文鳥にエンカウントしたときはほんとびっくりして、いや話自体は一から十まで身勝手な人間に文鳥が殺される筋だから拒絶反応は出るんだけども、ただ何回読み返しても黙読しても音読してもびっくりして、なんていうか、文章を読んでるって感じがしない。水飲んでるみたい。

今までに読んだ中で一番好きな文章書くヤツ挙げろ、と言われたら私は即答・志賀直哉なんだけど、それはそれとして一番「完全」を感じるのは夏目漱石なんだよなァ…。というか、つまりここ百年ほど文章日本語は夏目をお手本としてやってきたのでは？って、はじめて文鳥を読んだときに思ったものであった。

映画冒頭の列車内、咳き込んでる子どもがいるのに周囲の大人が煙草を吸うのをやめるどころかその子を気にもしないところ、「人は誰もがより弱い存在を踏みにじっていて、それを罪とも思わない。自覚もない」っていう比喩として秀逸だなって思ったんよね。それこそこの物語が問題視してるテーマだと思うし、それをぎゅっと圧縮してしかもさりげなく出してきたなあ！と。そしてそしてここで水木も当たり前みたいに煙草を取り出すわけだけど、ゲゲ郎との会話のおかげで結局火をつけることはなかったんだよ…！そう、そういうことやん…！

これ書いたあとで思ったんだけど、パーソナルスペースがサバンナくらい必要なのに人だかりが心理的ハードルを下げると感じてる自分、ちょっと面白い。

SNSをみていると、自分と同じような憤りを抱えた人たちが自分よりずっとずっと色んな活動をしているから、私なんか…って気持ちになりがちなんだけど、違うぞ！違うよな！やれることからやるんだよな！とちょっとずつがんばることにして、この週末は共産党候補者の街頭演説をみに行ってきたんよ✊️
通りすがるんじゃなくてちゃんと立って聴いたの初めてだったのですごいソワついてしもて…。人だかりってすごく心理的ハードルを下げるものなんね。ちゃんと聴きたくても私よりソワついてしまって歩き去るしかない人もいたろうな。
途中でボランティアさんがビラをくれたんだけど、よかったらどぞ！ニコ！でスッと去っていってくれたので緊張せずにすみました。いやおれ、パーソナルスペースがサバンナくらい必要なもんで…あとマスクは着けててほしかった…
できれば応援してますとか投票しましたとか言いたかったけど、遠くから手を振るのが精一杯でした。だからほんと何ができたわけでもないのだけど、「いた」という事実だって大事なんで！他の候補者の同様の場には私はいないわけで！めっちゃ政治参加した！私は思想が強い！

そんでこの「相手をコンテンツとして扱う」っていうの、二次創作を趣味としてる自分に思いきり返ってくるからずっと葛藤してる。フィクションの存在なら何してもいい、と割り切れるのも間違ってると思うし。

相手を尊厳ある個人ではなくただの消費物、都合のいいコンテンツとして扱うことを「推し」と呼ぶ、そういう人はこの社会ではけして少なくないっていうのが一番グロテスクな形で溢れたのがジャニーズの件だと思う。いっぽうであの事務所に利さない形でどうやって好きなアイドルを応援するかってことに心を砕いてるファンもいるはずで、でもそういう人たちは界隈からむしろ干される傾向にあるのかな。もうほんと、日本は人権教育ちゃんとやれよ。

自民党が独裁やってりゃ甘い汁が吸える者共が自民党に投票するのは、一度きりの人生でそんなことに血道をあげている己に恥はないのか？という疑問はさておき、理解はできる。そうでなくて甘い汁を吸うどころか搾取される一方の人間まで自民党にすすんで投票する現実が、この日本という国家における「教育」が「成功」してる証なんだなって絶望してしまいそうになる。