今までに読んだ中で一番好きな文章書くヤツ挙げろ、と言われたら私は即答・志賀直哉なんだけど、それはそれとして一番「完全」を感じるのは夏目漱石なんだよなァ…。というか、つまりここ百年ほど文章日本語は夏目をお手本としてやってきたのでは?って、はじめて文鳥を読んだときに思ったものであった。
まあこれは私の妄想ではあるのだけども。とにかく文鳥にエンカウントしたときはほんとびっくりして、いや話自体は一から十まで身勝手な人間に文鳥が殺される筋だから拒絶反応は出るんだけども、ただ何回読み返しても黙読しても音読してもびっくりして、なんていうか、文章を読んでるって感じがしない。水飲んでるみたい。
志賀も水といえば水なんだけど、なんかこう、すっげえ硬水…みたいな…ウッオかってえ喉に詰まる、水なのに詰まる、っていう感じがあって、なんだろうな、こちらに理解させようという歩み寄りが薄くて、それがたまんねえんですわ…
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まあこれは私の妄想ではあるのだけども。とにかく文鳥にエンカウントしたときはほんとびっくりして、いや話自体は一から十まで身勝手な人間に文鳥が殺される筋だから拒絶反応は出るんだけども、ただ何回読み返しても黙読しても音読してもびっくりして、なんていうか、文章を読んでるって感じがしない。水飲んでるみたい。