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文学とか色々学問的な。あくまで私の考えている、というやつ。 

文学部だったんですが、「文学をやって良かったなあ」みたいな具体的なものというのは大学の時にゼミの先生に言われた「文学に何ができるかを考え続けろ」が今でも自分の中にあり、それは死ぬ時にもわからんのではないかと思っているが、大学で文学をやってきた!という自負はあんまりなくて、それよりはずっと「この学問だけをやってきたことを拠り所にしてはいけない」という気持ちが強くなってきたなあと思う。文学という学問はすべての「答え」に連れて行ってはくれないし、科学や医学、哲学、歴史学、どれかひとつが「すべて」にたどり着くことはない、おたがいがすこしずつ答えに近しいものだけ持ってて、関係しあって世界が作られているし問題の答えに近づこうとしている。自分はそのごくわずかな一部の表面を撫でただけにすぎない、ということを知れたのはよかったと思う。あれは無駄とか役に立たないとか、こっちは有用だとか、そういうことを(自分の学問を信じるためにも)してしまうのは、わたしが考えている「学問」とは違うなあと思っている。あくまで私の話。

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