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初日に熊本大学で見た展示。
「朧月夜」や「ふるさと」といった唱歌を日本で生まれて教育を受けると、当たり前のように幼少期から歌い馴染んでいくけれど、これは植民地でも歌われた(支配されていた国の人たちが歌わされていた)歌だった。植民地支配や戦争と唱歌の関わり/機能を、実際に歌を聴きながら感じる第一部。
第二部は、水俣の人々の声の聞き取り。カセットテープを復元してデヂタル化したものが聞ける。水俣病についての語りの中に、植民地化された朝鮮半島に進出していたチッソがどんなふうに現地の人々を扱っていたかという語りが混じる。
歌と声を聞きながら、この「歌」や「声」の背景を考えるとき、自分が素通りしてきた感情や葛藤、そして暴力について考える。
とても良い展示だった。

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