『星のせいにして』エマ・ドナヒュー/吉田育未訳 読んだ〜!
めちゃめちゃ面白かった!
1918年、インフルエンザのパンデミックと世界大戦の最中にある産科/発熱病棟に勤務する看護師ジュリアの数日を描いた物語。パンデミック下、かつ世界大戦で病棟の人員は削りに削られ、ジュリアはインフルエンザに罹患した妊婦の患者ひしめく病棟を1人で回さなければならなくなってしまう…そこにボランティアのブライディが現れる。ブライディと協力して、ジュリアは病棟で立ち回る。
訳者のあとがきにもあったけど、こんなふうにつぶさに妊婦や赤ちゃん、看護師の闘いを書かれた物語ってほんとに読んだことがなかった。「妊娠した人」「出産をする人」しかいない世界をも家父長制が支配していて、ジュリアやリン医師がそれに押さえつけられながら抗っていくところがとてもよかった。
他の本もまた刊行されたら読みたいな〜。リン医師は実在した人物らしいので、伝記にもふれたいと思った。
#fedibird #読書
同じ著者/訳者の「聖なる証」も面白かったのでおすすめ。
「この翻訳者さんが訳してる本間違いないな〜」ってお話をわたしもいくつか持ってて、知らない著者でも翻訳者さんで「読みたい!」と思う本あるし、吉田育未さんはそのうちの1人だから他の翻訳されてるもたくさん読みたい!
QT: https://fedibird.com/@tutai_k/111218752282302362 [参照]