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『若槻菊枝 女の一生 新潟、新宿ノアノアから水俣へ』読み終えた。
めちゃくちゃ面白かった〜。新潟の小作人の家の子として生まれた若槻菊枝が、上京して東京でバーやお店、アパートを経営して絵を描きながら水俣病の患者の支援をしていたその一生を書いた伝記。東京へやってくる水俣病患者の支援として宿舎を提供したりカンパを募ったり、外国人や生活保護のひとたちが住みやすい(入居を断らない)アパートを作っていたこと、ノアノアというバーで多くの人たちと交流していたこととかが、「一人の人間の人生でこんなにいろんなことができるんだ、関わっていくことができるんだ!」という驚きと、その向き合い方の真摯さがすごい。あともうなんていうんだろうな、パワー…!めっちゃパワー!ってかんじで、尻込みしている行動へ、背中を押されるような気がした。面白かった〜!

水俣関係の書籍はここで買うと水俣病の患者さんとか活動の支援になるようなので、ここで買うようにしたいと思ってる。
水俣病センター相思社
soshisha.org/jp/

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