地方→都市
都市→地方
の移動で自己実現ないし、精神的充足を得る物語ってよく見るけど、その土地の人間が眼差した(地方の)地元で生き続ける物語って地獄は描かれてそこで生きることを否定的に描かれても肯定的に描かれてるものって私は見つけたことがないし、ないなら自分で書くしかないのか〜と思いながら「浜辺の村でだれかと暮らせば」とか「ゆけ、この広い広い大通りを」を書いた。
「ここで生きている人」というのが、幼く野蛮な価値観で生活しているという先入観で押し潰されていることとか、ここで生きていくしかないから旧式な価値観に合わせなければならないこと、だけどその生活は、嘲笑や否定や断絶に晒されていいものではないので、実際生きているひとの地獄だけじゃなくて、あればいい未来、そうなって欲しい環境を書いてる。