シェアオフィスに来たがとくにやることもないので机に積んである本をぼちぼち読んて、『文藝 2023年春号』(特集:批評)の小松原織香さんの「〈文学が生まれる場〉にいた話。同人作家と「サークル村」の女たちを繋ぐ試み」を読んだ。
同人誌という世界にい身を置いて、そして仕事では(文壇や大きな出版という流れからは)取りこぼされている人たちの語りを本にして暮らしている自分のこと/考えていることが重なって、すごく胸にひびいた。
社会的には/文壇的には、稚拙で、そして無力と評価されてしまうような営みが、その瞬間瞬間がどれだけ「そこにいる」わたしと、そしてだれかにとって大きな場所であるか。
「まだ、文学になっていない「なにか」が、言葉に繋がってような場である。重要なのは、こうした場はたいてい既存の文学とはかけ離れ、最も文学的ではないように見えることだ。」
(『文藝 2023年春号』(特集:批評)の小松原織香さんの「〈文学が生まれる場〉にいた話。同人作家と「サークル村」の女たちを繋ぐ試み」)
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