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まだ鯉がでんぐり返ししてたころ地中で鳥がランデブーかな

2023年09月04日『怪文短歌』

うたの日(utanohi.everyday.jp)に投稿させていただいたものです。
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霜走る渡月橋より望んでは霧隠れにし愛宕の山よ

夢すがらそっと私は蝶になり群れの中から貴方を探す

2023年09月03日『蝶』

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天気雨気付かぬほどに短かくて狐の嫁も慌てると見え

目に映る全てのものをすり抜けて罵しるようにざわめく雑踏

2023年09月02日『罵』

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菜箸の先より出でる泡たちよ今日の出来栄え教えておくれ

ひぐらしも精魂尽きて仰ぎ見る声も届かぬ空の高さを

月出づる雲の波間に星空に満ち満ちようと朔だろうとも

2023年09月01日『出』

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えがきつつ不出来に苦きコーヒーを流しこんでは苦しむ腹中

玉の海泳げや泳げ七色の表情(かお)を見せたる我の子たちよ

2023年08月31日『泳』

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冴え渡る尋常ならざる明月に咎められては眠れぬ零時

寂しさに眠れぬ夜を共にする帳に透ける確かな月光

猛暑日に割ったアイスの片割れを二人分けあい溶かしあう日々

2023年08月30日『片』

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墨に濡れ色も分からぬカラス口ただ饒舌に鳴いておくれよ

慣れぬ道曲がる十字を誤りて見知らぬ国へ行くかの如く

2023年08月29日『誤』

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朝ぼらけ遠き月夜に思い馳せ夢の縁より何処か行かん

誰しもが望まぬものこそはばからん見よ我が筆の百鬼夜行を

2023年08月28日『百』

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試験の日乗りたるバスのヒーターの汗をかくほどせまる熱さよ

浪の花寄せて返せば咲き誇る作為も知らぬ海の夢やも

2023年08月27日『作』

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東風(こち)ふけば甘い眠りに落つものの南風(はえ)ばかりでは夜も眠れず

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