鳴き声に気付けばとうに夏過ぎて秋来にけらし夜半の草叢
(Nostrで詠んだものです)

長き日の思い出ばかりを集めては握る拳に惑いぞこもる

たちのぼる焚き木の煙目で追えば遠い空にぞ鳥が鳴くなる

北風に震え集まる雀の子丸い冬毛の綿にくるまる

天高く燃ゆる紅葉を待ち望み今は青葉の樹木を仰ぐ

童心に帰るがごとき白秋の夢を語りしマザーグースよ

迫力も威勢もいいがよく見れば猫であるかな昔の虎図

2023年09月13日『図』

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調べればその名もずばり「土佐」という小惑星があると知る

うたの日のお題「土佐/高知」の未投稿短歌です。

帰り道重い足取りふと見ればいつもと同じ夕暮れの色

2023年09月12日『いつも』

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迷いなく月日と進む代がわり蝉の声さえ惜しくもあるかな

祈りつつ常世の道を走っても無常の鐘が鳴り響きたり

2023年09月11日『嗚』

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朝ぼらけ秋を感じる風なれど真昼になれば忘らるるかな

まどろみの秋に響くは猫の唄声にひかれてまぶたが落ちる

2023年09月10日『自由詠』

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まとまらぬ油膜のような気のままに下書きのない紙と向き合う

義理もなきこの恋は今日終わらせる筋隈のような口紅をつけ

2023年09月09日『隈』

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夕立に荒ぶる心重ねては明けるその時待ち望みたる

ぎこちなく思いの丈をえがきつつこわばる線にじっと指見る

2023年09月08日『指』

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「めざとくも今日の一番見つけたり」広告の束を前にした母

立ち上がれスカベンジャーと呼ばれても髄まで喰らい血肉と成せよ

2023年09月06日『スカ』

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燕の子ひふみひふみと鳴きにける世に飛びたてよ秋の夜明けに

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