ハル・フォスターの言及で知ったが、ミリアム・ハンセンがTEヒュームについて論考書いていたようだ。
これか。
"T. E. Hulme, Mercenary of Modernism, or, Fragments of Avantgarde Sensibility in Pre-World War I Britain" (1980)
jstor.org/stable/2872750

ハンセンがヒューム論を書く前にあるのがパウンド論だな。前年にこんな本を出してた。

『エズラ・パウンドの初期詩学と啓蒙主義とアヴァンギャルドの間の文化批評Ezra Pounds frühe Poetik und Kulturkritik zwischen Aufklärung und Avantgarde』(Metzler, 1979)

前述論文の注33で、この著作において「ヴォーティシズムと未来派の美学とイデオロギーの関係についてのより体系的な分析」をした、という言及が出てくる。

amazon.com/Kulturkritik-Aufkla

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五十殿利治ってこんな近著出してたのね。

『久米民十郎 モダニズムの岐路に立つ「霊媒派」』(せりか書房、2022)

kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784

ブルームズベリーグループに対して草の根右派からファシズムまでのルートを辿ったのがエズラ・パウンド、TEヒューム、ウィンダム・ルイスだとして、このイマジズムからヴォーティシズムまでの右派化に対する打倒的左派のポジションを見ると、何を置くのが最適なんだろう。うーん。

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