軍事や鎧、剣や時代考証で調べていくと、原書房が相対的にまとまってるというふうに、文献ツリーが見えてくる。原書房の本は中公文庫化ルートもあるし、多少人文度を上げた枠が講談社学術文庫になる。(このへんがデフォルトで保守ゾーン)
現在はグローバルヒストリー界隈がこれらを包摂するフレームになってきている。経済や商品交換によって文明や帝国を俯瞰する知。
他方、平凡社はかつてアナール学派やフェミニズム寄りの歴史学を吸収した側だった(テオリア叢書とか)が、この方面が今ではかなり衰退気味。「感情史」の台頭がかつてのアナール学派っぽい現れ方ではあるが。