これは谷頭の包摂としてうまい。バリューブックスの中の人の発言。
"件の議員氏に対して、個人として『82年生まれ、キム・ジヨン』を「知っていてほしい」「読んでいてほしい」、あるいは「本をバカにしないでほしい」という気持ちは強くある。
だが一方、そこに見られた一部の反応に対して思うことは、ある本を「知らない」ことや「読んでいない」ことが、糾弾の対象になることの怖さだ。
ちょっと話が迂回するが、そこから派生したブックオフの話においても、小田光雄氏以降の、古いブックオフ観で語る人をいくらか見かけた。いまブックオフについて語るなら、『ブックオフ大学ぶらぶら学部』(岬書店、2020)や『ブックオフから考える』(青弓社、2023)を読んで、少しその文化的な裾野のひろがりを知ってほしいとも思う。もちろん、あの柳瀬博一氏が編集した『ブックオフの真実』(日経BP、2003)における創業者の生の声も。
たしかに2000年代後半、ブックオフが近隣にできたことで、消えた書店が全国にあった。原宿の文鳥堂がなくなったことは、(後略)"
https://twitter.com/numabooks/status/1674417863166394368?s=46&t=5mSltbi1UVoy9J3RPXDKUQ