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ラクー『芸術家の肖像、一般』読んでみたら、こんなコンテンポラリー作家についての小さな本だった。ursluethi.com/works/just-anoth

フーコーやガタリにおけるジェラール・フロマンジェ言及、デリダにおけるジャック・アダミ言及(『絵画における真理』)、リオタールにおけるジャック・モノリ論などの無数の小文に相当する、フランスコンテンポラリーアート論だなーと。

リュティはトランスヴェスタイト写真とかを撮ってる自撮りクィアなので、ラクーがそういうのを論じてるの新鮮だなあと思った。参照は主にベンヤミンボードレール、そしてエクリチュールと写真の重ね合わせ

リュティ、あきらかにセルフィー撮りまくりクィアだなあ。英語圏の写真作家と並べることができそう。
ursluethi.com/works/selfportra

「当時の英語圏で有名だと誰だっけ。フランスだとフォコンの人形作品とか、ピエール&ジルとかいるけど」
「ナン・ゴールディンとロバート・メイプルソープ?」
「それそれ」

「リュティは、Wikipedia英語項目によるとルーリードへ影響を与えたとかなんとか」
「あー、初期フィリップ・ガレルとニコのカップルとかあのへんの雰囲気と重なるかもな」
「となると、ガレルがハゲおっさんになる一方で、リュティが昔から老自画像を加工して先取りしてたのもちょいおもしろ」

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