笹生那実『薔薇はシュラバで生まれる 70年代少女漫画アシスタント奮闘記』(イーストプレス、2020)読んだ。

本作で再注目され、『すこし昔の恋のお話 笹生那実短編集&エッセイまんが』『風に逢った日 ~デビュー作他、短編集~』がこの2年で刊行されている。

美内すずえのファン活動からアシ経験に始まり、いろんなエピソードが登場するのだが、突然、「天人唐草」執筆時期の話が放り込まれたりする。

amazon.co.jp/dp/4781618553?ref

樹村みのりコミュニティでもわりと有名な漫画家だった様子(漫画家としてスランプになってた時期の作者を樹村みのりが励ますエピソードも作中で出てくる)

"笹生那実さんの『薔薇はシュラバで生まれる』好評なので本屋から売り切れないうちになんとか購入成功。笹生さんはかつて樹村みのりファンブックの『みのりすと』を手がけており、本書でも樹村さんのエピソードは大きな位置を占めています。樹村さんは最近同人誌即売会に出品していて感慨もひとしお。"

twitter.com/lacopen/status/122

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さらっと図書の家が協力枠で出てくる。

おとめちっくマンガ、乙女ゲー転生ものの先祖みたいな位置なんだろうなあ。
この「おとなしい主人公」を主人公から外して、主体的な意志を持つかませ犬側を主人公にして調整したのが悪役令嬢もの。

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