「そういえばポストコロニアルな現代におけるニュークラシックスに当然入ってる枠って、仏文だと何になりそう。『現在ではニュークラシックス扱いでしょー常識っすわ、けどなんか日本で扱いおかしくね?』ってやつあるでしょ。なんか90年代ぐらいでセレクションが停滞してて、微調整しかされてなかったりするやつ…。ジーン・リースも英文系ではとっくにこのニュークラシックス枠だが、日本語受容で抜けまくってるケースかなと思った。そしてキップリングのコロニアル小説が延々新訳が出る地獄、おおそれが日本」
とか言ってたら、
「お、それなら、去年みすずから出たムバンク『アフリカ文学講義』に載ってる作家がまさにニュークラシックスですね」
「あの本そういう文脈で見ればいいのか。なるへそー。訳者も中村隆之と福島亮で、次世代ホープ集結じゃんよ。買うにゃーん」
という会話になった。